仕事を知る
PERSON 02
D.I.技術系(機械系)
生産技術センター 奈良生産技術チーム
工学部 機械工学科卒
2009年入社
考えすぎて、
アタマが燃えるようです。
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どうしてニッタへ?機械系社員が少ないから
活躍できる!?
大学では機械系で流体力学を専攻していましたが、就活では初め、畑違いの業種にも興味があり、のぞきに行っていました。それによって逆に「やっぱり自分は機械に関係する仕事がしたいんだ」と気づき、メーカーを志向するようになりました。
ニッタとの出会いはまったく偶然でした。いろいろな面から社会を支える製品をつくっていると知り、興味を持ったのです。また、化学系に比べて機械系の採用数が少ないようだったので、むしろそのほうが機械系出身者の仕事の幅が広くて活躍できそうだ、とも考えました。
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ニッタの主力製品の一つ「SEB(スーパーエンドレスベルト)」は、日本だけではなく、海外の拠点でも生産される。石井たち生産技術のエンジニアは、そうした海外の生産設備にも関わっていく。
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どんなふうに成長してきた?「あ、ホントに動いてる!」
1年間の研修を終え、奈良工場の生産技術に配属になりました。
配属直後から、単にアシスタントをするのではなく、小さくても一つの機械を任せてもらえます。自分で機械や装置を考え、設計し、自分で組み立てて、テストをして、最終的にはライン導入する、という一連の流れをすべて経験することができるのです。
印象的だった仕事は、中国現地法人の工場の、SEベルトの生産ラインに加える新たな装置。それは、材料をセットするための半自動装置で、製品の不良率を下げることが目的でした。どのような装置が良いのか、考えてアイデアを出し、試してみては、うまくいかず、また考える、という繰り返し。上司や先輩に何度も相談しながら、なんとか創り上げることができ、設置後は、不良率のケタが一つ少なくなる成果を上げることができました。
あとになって中国へ行き、動いている装置を見たときは、「あ、ホントに動いている、使ってもらっている」とうれしかったですね。 そうした経験をしながら、だんだんと大きな担当を任せてもらえるようになり、ライン全体に関われるようになってきたのです。
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現在の仕事は?つくってみなければ、
仕事は動かない。
現在は、いくつかの仕事を並行して担当しています。一つは、まったく新しい製品のプロジェクトのラインをつくる仕事。設備全体のハンドリングを構想し、どれくらいのコストがかかるのかを算出するなど、難しくて、頭が発熱しています(笑)。また、既存の設備を改善していく仕事も複数が動いています。
生産設備の仕事には、社内の開発、製造、品質保証、また外部の設備メーカーさんなど、多くの人々が関係します。難しいのは、そうした人々に、いかに自分の思いを伝えるか。いくら頭の中に良いアイデアがあっても、形にしなければ伝わりません。「こういう装置がいいと思います」と絵を描いてみたり、試作をしてみたり。自ら積極的に動くことで、仕事が動くということを、経験の中から実感しています。
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これからどうする?人に喜んでもらえたら、
うれしい。
私はどうやら、「どうやったらうまくいくだろう」と考えるのが好きなようです。仮説を立てて検証して、「できた!」という時がうれしい。それによって、人に喜んでもらえたら、もっとうれしい。実際には、試しても試してもうまくいかず、締め切りが迫ってくることも少なくありません。でも、そうした中でも、上司や先輩にも相談しながら、粘って試していけば、「このやり方があるぞ!」と見つかるものなんですよね。
身近に後輩も入ってきましたので、しっかりとサポートしていこうと思います。これからは、これまで以上に、チームとしてどのように良い生産設備をつくっていくか。また、みんなで「できた!」と喜び合いたいですね。
※掲載している社員の所属や職種は、取材時のものであり、異動により変更になっている場合があります。