ローラー間圧力分布測定システム　PINCH

これまでわからなかったローラーへの圧力分布の見える化

更に豊富な機能から解析も実現

ローラー間の圧力分布をPC画面上から読み取り
様々な表示・分析が可能な「PINCH」

特徴1シンプルな構造で繰り返し使えて安価な、厚さ0.1㎜の超薄型センサシート
特徴2センサシングポイントは最大約2000点。高密度な圧力分布測定が可能
特徴3100kPa～3448kPaまで低圧力から高圧力まで幅広いセンサシートのバリエーション
特徴4最高100Hｚのサンプリングでリアルタイムに測定可能
特徴5Webカメラと連動することで、解析しやすさを向上（オプション）
特徴6測定データはASCII、AVI、JPEG、MATLAB形式での保存が可能
特徴7安心サポートの日本製

適合するセンサシートを見る

専用ソフトウェアから見た圧力分布の表示例

リアルタイムでの様々な表現方法による圧力分布表示

2次元、3次元にて圧力の分布を13色のグラデーションにより表現します。

荷重中心、接触面積、総荷重値等も表示されます。

1圧力分布２次元表示
2青色 → 低圧部分
3赤色 → 高圧部分
4圧力分布３次元表示
5各種グラフ表示
6圧力スケール

こんなところに使われています

定着部圧力分布測定
ローラーニップ
広幅ローラのニップ圧測定
（Virtual化）

定着部圧力分布測定/転写ユニット評価開発/用紙搬送部圧力分布測定/用紙送り出し部圧力分布測定/サーマルヘッド接触部圧力分布測定/クリーニングブレード圧分布評価/現像ロール圧分布評価/ラミネート時圧力分布測定/圧延工程圧力分布測定/コーティング圧力分布測定/印刷機器圧力分布測定（精密転写、搬送ローラー間評価）

ローラー間圧分布測定

ハードウェア仕様

構造と原理

2枚のフィルム（PET）にそれぞれ、行、列の銀電極を配線します。
銀電極の上に感圧導電性インクをコーティングします。
行、列の電極の交点がセンシングポイントとなり、圧力がかかると電気抵抗値が変化します。
電気抵抗値は8bitのデジタル値に変換され、パソコンに取り込まれます。
測定範囲は感圧電導性インクの配合を変えることにより自由に設定できます。

システム構成

1ソフトウェア
2センサコネクタ
3センサシート

※システムにはPCは含まれません。

センサコネクタ（EVOハンドル）

センサシートを接続するためのコネクタです。
各センシングポイントの持つ電気抵抗値を、デジタル信号に変換してパソコンに送信します。

分解能	8ビット
サンプリング速度	最大10msec（1フレーム当り）
サイズ	幅57mm × 奥行T135mm × 高さ35mm
ケーブル長さ	約4.5m
重量	約320g
インターフェース	USBポート

ブラダテスター（オプション）

センサ部全面に均等な圧力を加える事が出来る装置です。

本装置を使用して、センサの出力確認や、センサの分布補正（イクイリブレーション機能）をすることで、I-SCANをより精度良くご使用頂けます。（センサの種類、仕様により、ご使用になれないものもあります。）

	BDS-A	BDS-B	BDS-D
重量	約10Kg(本体のみ)	約16Kg(本体のみ)	約20Kg(本体のみ)
加圧面積	90×310mm	200×300mm	260×300mm
加圧可能範囲	100～500kPa	100～500kPa	100～500kPa

適合センサシートの仕様概略

呼称	空間分離能 (mm)	センサ点数	センサ部サイズ (mm)	最大測定圧力※1 (kPa)	寸法 (mm)
A3-40	e: 1.00 f: 7.30	1936 (44行×44列)	319.0×44.0	700	a:350 b:259 c:380
A4-40	e: 1.00 f: 5.00	1936 (44行×44列)	220.0×44.0	700	a:250 b:259 c:380
A3	e: 1.00 f: 6.82	264 (6行×44列)	300.0×82.5	100	a:310 b:250 c:437
A4	e: 13.75 f: 4.74	264 (6行×44列)	208.6×82.5	※	a:220 b:255 c:420
#5555	e: 1.27 f: 8.79	2288 (44行×52列)	457.0×56.0	3,448	a:517 b:138 c:260