[免震ゴム支承、反力分散ゴム支承] LRB,RB支承
特長
- LRBは荷重伝達機能、変位追随機能など支承に求められる機能に対し長期間安定した性能を保ちます。
- LRBはエネルギー吸収性能が大きく、また鉛プラグの径などをかえることにより、水平力支持機能と減衰機能を幅広く調整することが出来ます。
積層ゴムの働き
- 鋼板で補強されたゴムが構造物をしっかり支えます。
(荷重支持・鉛直弾性・回転吸収機能)
ゴム単体に比べて上下方向の剛性が高く、構造物を安定させて支持します。
- 地震の揺れをゆるやかな動きに変えます。
(水平弾性機能)
水平方向には柔らかいため、地震の激しい振動をやわらげ、構造物の揺れを長周期化します。
- 構造物を元の位置に戻します。
(復元機能)
地震がおさまったあと、ゴムの持っている復元力で、構造物を元の位置に戻します。
鉛プラグの働き
- 構造物の大きな揺れを減衰させます。
(振動減衰機能)
積層ゴムの変形に伴って、鉛プラグが塑性変形をおこし、地震エネルギーを吸収すると共に、振動をすみやかに減衰、地震による変形量を小さくおさえます。
- 地震以外の揺れを抑えます。
(トリガー機能)
一定の力が加わるまでは鉛プラグの高い剛性で構造物を固定するので、交通振動や暴風などによる揺れを防ぎます。